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​肩こりについて

人はなぜ肩こりになるのか?

厚生労働省は3年ごとに、国民生活基礎調査という健康や介護など関しての大規模な調査を行なっています。近年の調査では、女性の自覚症状があるお悩み第1位が「肩こり」で、男性においても第2位という結果でした。私が調べた限り、平成10年(1998年)から現在発表されている最新の令和元年(2019年)まで、この結果は同じです。それほど日本人には肩こりを自覚している人が多いようです。

実は、「肩こり」という言葉を正確に訳すことができる英単語はありません。英語圏には、肩こりという概念はなく、日本人に特有のものと言えます。最近はスマートフォンの普及で常に下を向いた状態で過ごす時間が長くなってるのではないでしょうか?今や肩こりや首のこりは、国民病といっても過言ではありません。当院にも肩こりや首のこりで、本当にたくさんの方が受診されます。受診される患者様の中には、整骨院や整体院、鍼灸院、リラクゼーションサロン、その他の治療院や病院をまわられても改善せず、どうしたら良いか分からずご相談に来られる方もたくさんいらっしゃいます。改善しない・・・なぜでしょうか?

その理由は、肩こりや首のこりの原因は肩や首に本当の原因がないことも多いからなんです。確かに触ってみると、こりを感じている部分は筋肉が硬くなりこっています。肩こりを感じる直接的な原因はその筋肉の問題なのですが、本当の原因はそこではないんです。肩こりや首のこりの原因は1つではなく、色々な原因が複雑に絡み合い重なり合って、あなたを悩ませ、肩こりという症状を引き起こしているのです。簡単な運動やストレッチで改善される肩こりや首こりもあるかもしれませんが、それだけでは改善されない方が大半です。特に、長く続く場合や繰り返す場合は、問題が肩や首だけにない場合がほとんどです。

肩こりの原因は何のか?例えば、肩や首をもんでもらうとラクになるけれども、またしばらくすると、こった感じで痛くなる。最初は月に1回でなんとか持ち応えていたけれどけど、だんだんそれでは足りなくなって…2週間に1回、週末ごとに、週に何度も…だんだん回数が増えて行く。また、すぐにもんで欲しくなる。このような方は、肩や首に本当の原因はありません。お身体の他のどこか、他の何かに問題があります。それが原因となって肩や首に負担が掛かり、結果として、強くコリを感じるようになっているのです。でも、正直に言いまして、そんな方がほとんどです。

もちろん、肩こりの直接的な原因は、硬くなってこわばったその筋肉にあります。筋肉がこわばっている、硬くなっているからほぐして柔らかくする。ストレッチをして筋肉を伸ばす。これは慢性的な肩こりをお持ちの方はお分かりだと思いますが、とっても気持ちが良いし、やってもらった直後は楽になります。でも、やってもらった直後やほんの2・3日など、一時的ではありませんか?では、なんで一時的に楽になるのでしょうか?それは、こわばって動きが良くない筋肉を、もんだりストレッチすることによりほぐして伸ばすからです。そして、そうやって筋肉がほぐれることによって、血液の流れが良くなるからです。では、なぜその筋肉は、こわばり硬くなるのでしょうか?筋肉が硬くなる理由、これがつまり「肩こり」の本当の原因です。

この本当の原因を解決しない限り、いつまで経っても肩こりは解消されません。筋肉をもんだり、ストレッチをしたり、それらは対症療法に過ぎないからです。この本当の原因を解決することが、根本的な肩こりの解消になります。長期間に渡って慢性的になればなるほど、肩こりが引き金となって、様々な不定愁訴を引き起こします。

肩こりの本当の原因はこれです

血液の流れを邪魔したり、筋肉をこわばらせ硬くする元になっているものが肩こりの本当の原因です。その血液の流れを邪魔したり、筋肉をこわばらせ硬くするものには色々あるのですが、特には骨格、自律神経、生活環境や生活習慣、体の水分量、血液循環、日常的な体の使い方のクセなど。これらが肩こりを起こさせる根本的な原因だと思われます。

【骨格や姿勢】

これは傾いた建物を想像していただきたいのですが、「柱を骨」「壁を筋肉」と考えると理解していただけると思います。建物の柱が傾いて歪むとそれを支える壁には常に負担が掛かります。それが長い時間続くとついには壁がひび割れてきます。例えば、顎が上がって首が前に傾いている人を想像してみてください。骨格と言わず姿勢と考えればわかりやすいかもしれません。正しい骨格や姿勢というのは非常に大切です。

​姿勢がもたらす身体への影響

パソコンやスマホの普及で、現代はとっても便利になりました。その反面、今までには無かったような悩みを人類は抱えるようになりました。世界の人口の80%の人が、以前は稀だった姿勢の問題を抱えていると言われています。ある調査によると、2000年以降に生まれた97%もの若者が姿勢に問題があるという事実も報告されています。

では、姿勢が身体に与える影響は?どんな問題が起こるのでしょうか?

脳は脊髄や神経を通じて、身体の健康に関する情報のやり取りをしたり、各部の調整や調節の役目を担っています。毎秒時速240キロという速さの信号を何百万と送っており、80兆個あると言われている細胞の個々の機能にメッセージを送っています。

ちょっと、想像してみてください・・・

ここに花や植物に水をあげる1本のホースがあります。ホースの中を水が勢いよく流れています。そのホースを踏んでみます。すると、ホースの中を流れる水の量は少なくなります。でも、すぐに植物は枯れたり弱ったりしません。しかし、徐々に元気がなくなり活力がなくなり病気にかかりやすくなり、本来よりも早く枯れてしまいます。姿勢が乱れてしまうと、これと同じようなことが身体の中で起きてしまうのです。

姿勢が乱れると背骨から出てくる神経の出口(神経根)が狭くなり、場合によっては神経自体が圧迫されてしまいます。この神経根へのほんの小さな圧でも、神経機能の30%を減少させると言われています。しかし、厄介なことに、このような状態になったとしても、血液検査でその異常はわかりません。しかし、身体は深刻なダメージを受けています。まだ痛みを感じていなくても、神経の損傷は始まっているのです。

​姿勢が乱れる原因と脳への影響

姿勢が乱れる原因は、仕事を始めとする生活習慣や筋肉の衰えが大きな原因であると言われています。そして、姿勢の乱れは、精神的な部分にも影響を与えます。研究によると、パソコンの操作などにより、頭の位置が3㎝前に傾いていると、脳への酸素と血液の量が20%減少すると言われています。ですから、姿勢の乱れは腰痛や肩コリなどの肉体的なダメージはもちろん、気分やメンタルなど精神的な部分にもダメージを与えることが分かってきました。

【ストレス】

ストレスが掛かると自律神経が乱れます。自律神経というのは、交感神経と副交感神経の2つからなります。自律神経の乱れは言い換えると、この交感神経と副交感神経のバランスの乱れです。じゃあ、交感神経と副交感神経はどういう役割をしているかご存知ですか?

この2つは例えるとシーソーみたいなもの、スイッチのONとOFFのような役目を果たします。交感神経の方に傾けばスイッチはONに。副交感神経の方に傾けばスイッチはOFFとなります。簡単に説明すると、交感神経が優位に働くと身体は緊張状態になる、つまりは戦闘体勢になります。副交感神経が優位に働くと身体は落ち着いてリラックス状態になります。では、身体には具体的にどんな変化が起きるのでしょうか?交感神経が優位に働くと、一言で言い表すと「”カーッ”となった状態」です。心臓ドキドキ血圧上がって呼吸が浅く速くなってお腹が空かず食べ物の消化も抑制され便秘にもなりやすくなる。副交感神経が優位に働くと交感神経の逆で、心拍数が下がり血圧下がって呼吸が深くゆっくりになって胃などの消化機能が活発になる。

ストレスフルな状態になると交感神経が優位な状態になり、無意識のうちに戦闘態勢になって緊張し、首や肩まわり、背中の筋肉まで力が入った状態で過ごすことになります。

そして、交感神経が優位になると血管が収縮し、副交感神経が優位になると血管が拡張しますので、ストレスは全身の血流にも影響を与えます。

【生活環境や生活習慣】

ズバリ!あなたはこれをスマホやタブレット、もしくは、パソコンでご覧になっていると思います。今やインターネット検索の8割以上がスマホで行われているそうです。そして、ある調査によると、18歳以上の1日の閲覧時間は平均で3時間以上だそうです。何が言いたいかというと、仕事以外のプライベートで1日に3時間は下を向いているということです。これにプラスして、デスクワークの方でしたら1日に何時間もPCや書類をにらめっこしているわけです。となれば、1日のほとんどの時間を、座って頭や首を動かさず固定した状態で過ごしているということです。同じ姿勢を取り続けるということは、同じところに力を入れ続ける、つまり、同じ筋肉に負担を掛け続けるということです。

人間の頭は体重の8~10%ほどあって、実はとても重いのです。体重50キロの人で、4~5キロもあります。それを、体の一番上に置いて全身で支えています。首を曲げて下を向いたり顎を突き出した姿勢になると、前に倒れないように頭を引っ張り上げようと、首の後ろから肩や背中の筋肉が頑張ります。その角度が強くなればなるほど、頭を引き上げる筋肉の負担が大きくなります。このような姿勢を強制するような日常の生活環境や生活習慣があなたの肩こりの大きな原因になっています。

【水分不足、脱水】

聞いたことありませんか?人間の体のほとんどは水です。人の体の水分量は、年齢、性別、体型によって違いがありますが、おおよその目安として、胎児は体重の約90%、新生児は体重の約85%、小児は約80%、成人は約60%、そして高齢者では約50%を水が占めていると言われています。ご覧の通り年を重ねるにつれて水分量の割合が減少しているのが分かります。体の中の水分量は体中の血液に約8%、組織と組織の間に約20%、細胞に70%以上が貯蔵されています。この細胞というのは主に脂肪や筋肉を言うんですが、そのうち脂肪の保水率が10~20%、残りの75~80%は筋肉に含まれています。それだけ筋肉には水分が必要だから含まれているんです。筋肉に十分な水分がないとスムーズに筋肉は動いてくれません。想像してみてください・・・カスカスの干し肉みたいな筋肉と、ツヤがあってみずみずしい筋肉。どちらがちゃんと動いてくれそうですか?

【血液循環】

そして、体内の水分不足は血液量にも影響します。血液は、その成分の90%は水だと言われています。血液は水分と酸素などの栄養も各器官に届けますが、要らなくなった老廃物も流してくれます。体の水分量が少なくなると血液の量が少なくなり、その流れも悪くなって老廃物が出て行かず疲労物質が留まってしまいます。このように、体内の水分不足や脱水は肩こりの原因の一つになるのです。

ストレスで自律神経が乱されると交感神経が優位になり、血管が収縮=縮こまって血流が悪くなってしまいます。水道のホースが細くなる感じですね。通れる血液の量は当然ですが少なくなります。そしたら、栄養は来ないわ老廃物は流れてくれないわで、筋肉にとっては最悪な状況です。

このように、血液は栄養を送ると同時に老廃物や疲労物質を流すと言う働きがあるわけですが、血液循環が悪くなるということは、筋肉はその疲労を回復しづらくなるということです。【生活環境や生活習慣】のところで書きましたが、首から肩を同じ姿勢で動かさなかったり、また、首筋や肩の筋肉を冷やすことも血液の循環を悪化させ、肩こりの原因を作っているのです。

【体の使い方のクセ】

例えば、お仕事で同じ動きばかりしていたり、片方の手ばかりを使っていたり、いつも肘を付いて体を傾けて運転していたり。過去のケガが原因で変な体の使い方が身についてしまっていたり。そんな偏った体の使い方をしていると、体はそのように進化をします。その方が、その習慣やクセを続けるためには都合が良いからです。しかし、本来なら負担が掛からないところに過度の負担を掛けるわけですから、血流が悪くなったり、神経の通りが悪くなったり、特別ある関節に負担を掛けたりと、筋肉を硬くこわばらせる原因を作ってしまいます。

肩こりはなるべく早く対処しましょう

【骨格や姿勢】 【ストレス】 【生活環境や生活習慣】【水分不足、脱水】 【血液循環】【体の使い方のクセ】など。まだ、他にもあげればキリがありません。そして、これらのことが複雑に関係しあって「肩こり」という症状を引き起こしています。しかも、肩こりが原因で、集中力の低下、頭痛、脳への血流の低下、うつ病などを引き起こすとも言われています。だから、実は肩こりはとても厄介なのです。

肩こりを解消するには、こわばって硬くなっている筋肉をゆるめてあげる対症療法と、筋肉が硬くなる原因を作っている骨格の歪みや姿勢などを整える根本的な治療が必要です。当院では、この両方を同時に行うように心掛けています。この両方へアプローチすることで、その辛い肩こりを早く改善することができます。

当院の肩こり治療の流れ

整体院や保険がきく整骨院で、「部屋に通されたら、すぐに寝かされて治療が始まった。」というご経験はありませんか?当院では、患者さまに起こっている肩こりの症状や問題について、問診と検査を行います。そして、患者さまに最適な治療を提供します。

1、問
診察室

当院では、問診と検査を行う専用の場所で、お身体の状態はもちろん、生活習慣など日常の活動や既往歴などもお聞きします。

2、検査
姿勢分析

関節の可動域、筋肉の硬さ、骨格の歪み、感覚や運動の神経に問題がないか、姿勢や身体のバランスなど、問診で得られた情報をもとに適切な検査を行います。

3、お身体の状態や治療方法などの説明
問診

問診や検査の結果から、患者さまのお身体に起きている問題点を指摘し、その問題点の原因を説明します。そして、その問題点の治療方針や治療方法を分かりやすく丁寧に説明をします。そして、必ずすべてにご同意いただいてから、治療してまいります。

4、治療
施術
鍼灸施術

全身を調整し骨格の歪みや姿勢など整えます。肩・首・背中などのこっているところだけでなく、その原因を作っている骨格の歪みや姿勢などを整えなければ、根本的な改善に繋がりません。

そして、特に筋肉がこわばって硬くなっているところには、鍼やお灸を使い筋肉をやわらかくします。痛いくらいにコリが激しいところは、鍼に微弱な電気を通電させる鍼通電療法を行います。電気治療器に特有なビリビリするような刺激ではなく、身体の中をマッサージされているような心地の良い刺激です。鍼通電療法は、疼痛の抑制、患部の血流促進と筋肉の弛緩、それに伴う自己治癒力の増進が大いに期待出来る治療法です。

症状や肩こりの状態に合わせた患者さまにとって最適なオーダーメードの治療をご提供します。

5、治療後の説明
詳しくお話を聞きます

治療後のお身体の変化の確認と日常生活で気をつけること、早く良くなるために日頃患者さまができることなど、お話しさせていただきます。

肩こりでお悩みなら今すぐご連絡ください

肩こりは長期間に渡って慢性的になればなるほど、それが引き金となって、様々な不定愁訴を引き起こします。色々な治療院や病院に通っても、その時は良いけど長続きしない。そうやって当院を受診される方がとっても多いのも肩こりの特徴です。

そんな肩こりに悩んでいるけど、どこに行けば良いのかわからない。でしたら、当院にご相談ください。この記事を書いている私も実は、サラリーマン時代には吐き気をもよおすほどの極度の肩こりでした。現在は、肩がこることはありません。今となっては、その本当の原因が何だったのかよく分かります。私自身が色々な整骨院や整体院やマッサージなどにかなり通った経験があります。だから、あなたのそのお悩みがよく理解できますので、あなたにとって最善の治療を提供できます。

ご予約はお早めに

当院は患者さま一人一人としっかりと向き合い、特に、初診時には、お時間を取って問診や検査、説明などを行いますので、1日に診ることができる患者さまに限りがあります。

肩こりでお悩みでしたら、お電話 086-275-7377 にて、お早めにご予約ください。ご縁を大切にして、全力でサポートします。お待ちしております。

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